ローグライクという言葉を聞いたことがある人も多いかと。ゲーム用語で、近年注目されファンの多いジャンルです。
ローグライク系のゲームマニアには、何年にも渡って同じ作品をプレイする人もいるとか。このジャンルに何がそこまでプレイヤーを引きつけるのでしょうか?
そんなローグライクなゲームで評判の高い作品がリリースされたので、遊んでみました。タイトルは「HADES(ハデス)」。
ローグライク
まずはローグライクの説明を。ローグライクの元となるローグとはコンピューターゲームの1ジャンルで、古くは1980年代からテキストベースでプレイされてきました(上記画像参照「Rogue 1980」)。プレイごとにマップが変更される仕様が特徴のRPGで、多くの熱狂的なファンをもちます。
基本的には死んだらおわりでコンティニューは無し、マップや敵・アイテムの出現は毎回ランダムというむずかしい理不尽な仕様。
時代に合わせ、現代ではグラフィカルになり、日本では「トルネコの大冒険」などがローグライクの代表作として有名です。
HADES(ハデス)とは
今回紹介するHADES(Supergiant Games)は、どちらかというとローグライトといわれる、ローグライクを少しイージーにした作品のひとつ。死んでも一部のアイテムやスキルなどは継続される仕様。とても綺麗なグラフィックで、派手なエフェクトが爽快な見下ろし型の2Dアクションゲームです。
ちなみにこのHADES、各ゲームメディアの2020年度のGOTY:ゲーム・オブ・ザ・イヤーを総なめにしたほどの高評価な作品です。前年の2019年度のGOTYは「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」が受賞しました。
ストーリーはギリシア神話の神々をキャラクターとしたもの。主人公のザグレウスが冥界から脱出するためダンジョンを冒険します。
本作はPC版(Steam)からSwitchやPS4、Xboxゲームパスなどの様々なハードでプレイ可能。今回はSwitch版(パッケージ)をプレイしてみました。
HADES(ハデス)のパッケージ
パッケージ表紙には、本作主人公(プレイキャラ)のザグレウスの勇姿。ザグレウスはギリシア神話に登場する小年神。
ゲームカードはドクロのイラスト。
キャラクター・ミニブックレット
パッケージにはミニブックレットが付属します。
このブックレットには登場キャラクターのイラストと名前が掲載されているので、これを見ながらゲームを進行するのが良いかと。
HADES(ハデス)
をプレイ!
プレイ開始。ザグレウスが冥界を脱する旅に出ます。
非常に良い操作性で、ダッシュと武器を使ってサクサクと敵を倒して行きます。
神々の支援にて、新しい強力なアイテムを入手し、冒険を進めます。
操作にも慣れアイテムも入手、コントローラーで操る主人公の動きは心地よい。調子に乗ってHPを見ていないと…
このとおり。
死ぬと冥界の館にもどされます。
主人公の父、このゲームのタイトルでもあるハデス。よくある父子の確執がテーマのよう。
こちらはお母様。父とはうってかわって息子想いの優しい方。
とりあえず再戦(コンティニュー)。再び戦場に降り立つと、なにやら光るものが。
今回はあのゼウス様が直々に登場。
ゼウス様より授かった新たな能力で、さらに奥へと進む。武器・スキルごとのアクションのエフェクトがとても綺麗で、ついついボタンを連打しがち。そして…
またまた調子に乗って、このとおり。
死んで館にもどると、新しい武器が使えるようになりました。新しい武具は弓。他にも盾などが見えますが、あれらも使ってみたい。
弓、これは良い。ガラッとスタイルが変わった。まるでシューティングゲームをしているかのような感覚。
なるほど、これがHADESの魅力。武器やスキルを様々に組み合わせ、プレイのたびに異なるマップを攻略する。確かにハマって長く遊べそうなゲームです。
時間を忘れてローグライクにハマる!
ざっとプレイしてみました。評判どおりの良作。死にゲーといわれる本作は、死んではじめからのやり直し、すぐに飽きてしまいそうな感じがしました。しかし、ランダムに生成されるマップや、異なる武器やスキルの編成により、毎回プレイに新鮮味をもち、自然とコンティニューしてしまう。ネットの評判通り時間を忘れハマってしまいました。
アクションゲームではありますが、ボタン操作もシンプルで、3DのFPSなどが苦手な方にも充分遊べます。
PCからコンソールまで様々なプラットフォームでプレイできる本作、HADES(ハデス)。ぜひプレイして、そのローグライクな世界に浸って見てください。
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